●英名:Papruka
●和漢名:あまとうがらし(甘唐辛子)
●学名:Capsicum annuum L.
Capsicum frutescens L.
●科名:ナス科の多年生草本
●原産地:南アメリカ
●主産地:ハンガリーなど東欧諸国、スペイン、アメリカ
パプリカの原産は南アメリカで、ナス科の多年草である。世界で栽培されているが、代表格はハンガリー種とスペイン種である。パプリカは、唐辛子の変種ではあるが辛味はなく、産地によって実の形状・色は様々である。
■スペイン産……色調鮮やかで、着色力が強い。スペインでは、色調により1〜6段階に等級づけされている。
■ハンガリー産……色調はれんが色だが香りがよいため、色よりも香味の方が重要視されている。
パプリカの主な役割は料理を色づけることである。市場においては粉末にしたものが出回っているが、スイートタイプとホットタイプがある。スイートタイプは果皮のみを粉末にしたもので、ホットタイプは種子なども含めて粉末にしたものである。一般的にはスイートタイプの方が評価が高く、日本で出回っているのもこちらのタイプである。
日本で出回っているスイートタイプは色素重視で香味は弱い。パプリカの色素主成分はカロチノイド色素で、油になじみやすく熱に対して安定的である。
■パプリカは、香味が弱く辛味もないため、料理の着色にはもってこいである。また、大量に使いすぎても失敗がないため、安心して利用できる。
■ポテトや卵、チーズ、マヨネーズ、ドレッシングなどの色づけによい。パプリカには若干の乳化作用があるため、油分の多いマヨネーズやドレッシングに用いると分離しにくくなる。マスタードにも乳化作用があるため、併用するとさらに効果が増す。
■熱に対して安定しているため、焼き菓子や煮込み料理などの加熱料理にも合う。また、油になじみやすいため、軽く溶かしてバターなどに練り込んだり、赤いオイルを作ったりするとより楽しめる。
アスコルビン酸(ビタミンC)が大量に含まれている。また、ビタミンEも含まれているため、抗酸化や老化防止
の効果がある。
種子より栽培するが、生育期間が長いため、早春に種子をまく。低温には弱いため、温室で種子をまき、暖かくなってから苗を外に移植するとよい。